Chủ Nhật, 6 tháng 6, 2010

井沢元彦:上皇になろうとして暗殺された足利義満 <読書メモ

金閣寺の鳳凰 出典:http://blog.matake.jp/archives/post_543

足利義満は、上皇(じょうこう、天皇の父)になろうとしたので、暗殺されたようです。
義満は、上皇になったら、息子の義嗣(よしつぐ)に天皇をつがせるつもりでした。

義満は、長男を征夷大将軍にしました。
しかし、実権は金閣寺で握っていました。

金閣寺には鳳凰(ほうおう)がとまっています。
鳳凰の下には、天子がいるのが普通です。

義満は中国から「日本国王」の称号を得ています。
義満は中国思想に傾倒していて、力と徳のある者が王者になればいいという易姓革命を信じていました。
金閣寺も寺ではなく、宮殿でした。

日本国王の印

義満は、天皇の母が亡くなったとき、自分の妻を天皇の准母(じゅんぼ、生母と同等の母)にしました。

義満の次男は、義満上皇の子であり、天皇の准母の子であるので、親王として元服しました。
天皇が死亡すれば、義満の次男が皇位を継ぐことになります。
皇統が天皇家から、足利氏に移ることになります。

ここで義満は急死します。
朝廷側は、「鹿苑院太上天皇(ろくおんいん だいじょうてんのう)」の称号をおくり丁重にほおむりました。太上天皇とは、退位した天皇のことです。
たたりをおそれ、尊称で慰霊しようとしたようです。

井沢元彦
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