そのヒンドゥー教は、カースト制度としっかり結びついています。
それに対して、仏教は平等思想でもって、
紀元前からヒンドゥー教に対抗していました。
しかし、イスラム教が13世紀に入ってきました。
イスラム教も、仏教と同様、平等思想を骨格にしています。
イスラム教は、仏教より、積極的で、主張が鮮明でした。
イスラム教が盛んになると、仏教徒は次第に、
イスラム教に改宗するようになりました。
あるいは、ヒンドゥー教に吸収されてしまいました。
インド仏教は思弁性が高く、現世利益(げんせりやく)が
ありませんでした。
【cf.】
保坂俊司『インド仏教はなぜ亡んだのか―イスラム史料からの考察』
◇ ◆ ◇
保坂 俊司
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これは他人事ではない!仏教研究としては型破りの視点だが
インド仏教は在家信者との絆が希薄だったのでは?
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